パリ＃１ 気持ち悪い

昨日帰国した。

パリでも日本人はそれなりに居て、やっぱ誰でも思うのかもしれないけど、日本人は気持ち悪い。
同族嫌悪？
自分もきっとそう見えているんだろう。
パリは気候も人もドライだった。
でも冷たい感じではなく、心地の好い軽さがある。
日本は逆だ。
過剰にベタベタしてるか、無関心、無関係かそのどちらかのように感じる。
自分が日本人だから余計にそう思うのだろうか。

アジア人は何処に行っても目立つ。
日本人なら尚更。
メトロでも、スーパーマーケットでも、ショーの会場でも。
そして何となく漂うあの違和感はなんだろう。

人との触れ合いで一番嫌だったのは同じアジア人の態度の悪さだった。
やはり同族嫌悪なのだろうか。
それとも日本人に対してだけだろうか。
わからないでもないけど。

現地で友達になったフランス人のゲイの友達が言っていたのだけれど、日本人の女性は幼稚だって。
４０歳も越えたクソババアがデコデコしたネイルで飾っている姿とか、若い女性が（そうでない女性も）何を見ても（デザートを見ても）”カワイイ〜♪”と言う姿とか。
「デザートは可愛くないよ、あれは食べ物だよ！」ともっともなことを言っていた。
フランス人は１６歳くらいで大人の女性としての自覚が芽生えるのだそうだ。
そうでなければだめだと家庭でも厳しく教わるのだそうだ。
当たり前のことだと思う。
幸い俺の周りにそういった女性は居ない。
皆自立していてるし（経済的にも、人間的にも）、エレガントだ。
１０代を過ぎてもキャラクターものに躍らされたり、スポーツ選手を「くん、ちゃん」付けで呼んだりしている人達はきっと、外国人から幼稚だと思われるのだろう。

あと、なぜ日本人は海外でも日本式を貫くのだろうか。
外国だし文化も考え方も違う国に来ているのだから、”郷に入りては郷に従え”の心はないのだろうか。
店に入っても挨拶をしないし、店員と目も合わせない日本人を時々見かけた。
現地の人達に自分がどう思われるか考えないのだろうか。
客観的な自分の立場が気にならないのだろうか。
不思議でしょうがない。

やはり日本人は変わっていて、不思議な国民だと思われているんだろうな。